認知症の相談先はどこ?【地域包括・病院・家族会の使い分け】

家族の物忘れが心配になってきたけど、どこに相談すればいいのか分からなくて

病院?役所?いきなり行くのも気が引けます

相談先はいくつかあって、迷ったら地域包括支援センターが入口になります

目次

認知症の相談先は、大きく4つ

認知症の相談は、1か所だけではありません。

  • 地域包括支援センター(介護や暮らし全般の相談)
  • かかりつけ医・認知症の専門医療機関(診断・治療)
  • 市区町村の窓口(介護保険の申請など)
  • 家族会・認知症カフェ(同じ立場の人との交流)

困りごとの内容によって、向いている相談先が違います。順番に見ていきます。

①地域包括支援センター|まず相談するならここ

地域包括支援センターは、地域の高齢者とその家族のための、身近な総合相談窓口です。市区町村ごとに、担当エリアが決まって設置されています。

  • 相談は無料です
  • 「認知症かもしれない」という、まだ診断がついていない段階でも相談できます
  • 介護保険の申請の案内や、サービスの調整もしてもらえます
  • 本人が行きたがらない場合は、家族だけの相談でも大丈夫です

どこにあるか分からないときは、市区町村の役所に電話して「地域包括支援センターはどこですか」と聞けば教えてもらえます。

②かかりつけ医・専門の医療機関|診断を受けたいとき

物忘れの原因を確かめるには、医療機関での診断が必要です。まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて物忘れ外来や認知症外来、認知症疾患医療センターなどを紹介してもらいます。

治せる原因が隠れていることもあるので、受診の目安は早めがおすすめです。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

③市区町村の窓口|介護保険の申請

介護保険の申請窓口は、市区町村の介護保険担当課です。地域包括支援センターやケアマネジャーに相談すれば、申請の流れも案内してもらえます。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

④家族会・認知症カフェ|同じ立場の人と話したいとき

専門機関とは別に、介護する家族同士が集まる家族会や、本人や家族が気軽に立ち寄れる認知症カフェもあります。

専門家への相談とは違い、同じ経験をした人だからこそ分かってもらえる話ができます。「自分の気持ちを聞いてほしい」というときの相談先として、覚えておいてください。

接し方で悩んだときの考え方は、こちらの記事でもまとめています。

そのほかの相談窓口

このほかにも、次のような窓口があります。

  • 認知症の人と家族の会の電話相談(介護を経験した人が、電話で相談にのってくれます)
  • 若年性認知症コールセンター(65歳未満で発症したときの相談窓口です)
  • 認知症地域支援推進員(市区町村に配置されていて、医療・介護・地域の支援をつなぐ役割をします)
  • 認知症初期集中支援チーム(専門職のチームが自宅を訪問し、早い段階から支援します)
  • 本人ミーティングやピアサポート(認知症の本人同士が話せる場です)

相談先は1つに絞らなくて大丈夫です。状況に合わせて、組み合わせて使ってください。

相談するときの小さなコツ

  • 「いつ頃から、どんな様子が気になるか」をメモして持っていくと話が早いです
  • 本人の様子だけでなく、家族の困りごともそのまま伝えて大丈夫です
  • 1回で解決しなくても、相談を続けることで支援につながっていきます

まとめ

  • 迷ったら、まず地域包括支援センターへ(無料・家族だけでもOK)
  • 診断はかかりつけ医から、申請は市区町村の窓口へ
  • 家族会や認知症カフェは、気持ちを話せる場所

家族だけで行ってもいいんですね。それなら気が楽です

はい。一人で抱え込まず、使える相談先を頼ってくださいね

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この記事を書いた人

病院勤務時代は消化器外科、循環器科を経験。
現在も看護師として、介護の現場に携わっています。
『介護について調べても情報が少ない』という声を聞き、ブログ運営を始める。

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