介護サービスにはどんなものがある?【種類一覧】

この記事では介護サービスにはどんな種類があるのかについて解説します。

目次

介護サービスにはどのような種類があるか?

介護保険サービスってたくさんあるのね!

そうなんです!
大きく以下の5種類に分けられます。

  • 通所サービス(通うタイプのサービス)
  • 訪問サービス(家に来るタイプのサービス)
  • 短期入所サービス(短期間の泊まりサービス)
  • 施設で生活するサービス
  • 住宅環境を調えるサービス

通所サービス(送迎も付いています)

・通所介護(デイサービス)

デイサービスは

レクリエーション、体操教室、入浴

などを行うことができます。

週に数回デイサービスを利用すると

誰かと接することでの社会参加や

ストレス解消、気分転換になります。

また、介助者にとっても

付きっきりだと疲弊してしまうため

介護負担の軽減にも期待ができます。

朝から夕方までのデイサービスや

半日型のデイサービスなどもあるので

ライフスタイルにも合わせやすいです。

・通所リハビリ(デイケア)

デイケアは病院や介護老人保健施設

などに併設されており

医師やセラピストが在中しています。

デイサービスが日常生活の介助や

レクリエーションをメインにサービスを提供するのに対して

専門的にリハビリを受けることができます。

  • 脳血管疾患による後遺症(麻痺や嚥下機能低下など)
  • 神経難病(パーキンソン病など)
  • 骨折後

などの専門的なリハビリを必要とする場合などは

デイケアの方がおすすめです。

デイサービスと比べて数が少ないので

探すのに時間がかかることがあります。

・認知症対応型デイサービス

利用条件に医師から

「認知症」と診断されていることが挙げられます。

食事・入浴介助・生活機能訓練

レクリエーションなどを行なっており

一般的なデイサービスと内容自体に

大きな差はありません。

全ての利用者が認知症であるためスタッフの熟練度が高かったり

定員が12名と定められているため

手厚いサポートを受けることができます。

一般的なデイサービスでも
認知症の方が利用することはできます。

訪問サービス

・訪問介護(ヘルパー)

訪問介護ではヘルパーが自宅に訪問して

買い物・食事の用意・洗濯・掃除

などの生活介助や

オムツ交換・体を拭いたりなどの

身体介助を行うことができます。

老老介護や、独居での生活困難な方などに対して

生活の基盤を支えるには必要なサービスです。

・訪問看護(ナース)

訪問看護では看護師が自宅に訪問して

バイタルサインチェック(脈拍や血圧など)

全身状態の観察、医療処置

(床ずれ、胃ろうなど)

経管栄養や、内服管理など

医療的側面を必要とした援助を行うことができます。

また、オムツ交換・入浴介助・口腔ケア

なども行うことができます。

・訪問リハビリ

訪問リハビリでは

セラピストが自宅に訪問してリハビリを行うことができます

(歩く・手先を動かす・嚥下機能など)

退院直後のリハビリや

自宅内での転倒リスクが高い

活動量を増やしたい場合

などは必要になることが多いです。

・訪問入浴

訪問入浴は寝たきりの方であっても

組み立て式の簡易浴槽を使って

自宅内で入浴することができます。

(サービスの時にだけ簡易浴槽を持ってきます。)

看護師も同行しているため

入浴前の状態確認や

入浴後の皮膚の処置

なども行うことができます。

利用するには簡易浴槽を置けるスペースが必要になります。(約畳2畳分)

・夜間対応型訪問介護

地域密着型サービスであるため

お住まいの市区町村内で

サービスを提供している事業所のみ

利用することができます。

夜間対応型訪問介護には

「定期巡回」「随時対応」

の2種類のサービスがあります。

定期巡回

ヘルパーが18時〜翌朝8時の間に

定期的な訪問を行い

排泄の介助や安否確認などの

サービスを受けることができます。

随時対応

定期的な訪問とは違い

転落など何かがあった時に連絡すると

ヘルパーが訪問して介助を受けることができます。

オペレーションセンターがある場合は

看護師やケアマネージャーなどが連絡を受け

状況によっては救急車の手配などを行なってくれます。

宿泊サービス

・ショートステイ(短期入所生活介護)

最大30日以内を条件として

施設に入所することができます。

介護を続けていくなかで

何日か家を空けなければいけない事態になることもあるのではないでしょうか。

そんな時に数日〜数週間だけ

施設に預けることができます。

また、介護疲れを軽減するために

毎週、数日だけ入所するという使い方

をされている方が多いです。

・医療型ショートステイ(短期入所療養介護)

医療的処置が必要な方のショートステイです。

痰の吸引・経管栄養・中心静脈栄養

床ずれなどの皮膚処置

が必要になる場合は医療型ショートステイとなります。

訪問、通所、宿泊の組み合わせサービス

・小規模多機能型居宅介護

デイサービス、訪問介護、ショートステイを複合させたサービスです。

通常はデイサービスなど一回利用する毎の算定のため

介護保険の単位に定められた中での利用頻度となります。

小規模多機能型居宅介護では

月額サービスであるため、365日24時間制限なく利用することが可能です。

(お住まいと事業所が同じ市区町村でないと利用できないことや、利用定員数制限などの条件があります。)

違う事業所を組み合わせて介護サービス利用することが一般的ですが

小規模多機能型居宅介護では

全てを同じ事業所の顔馴染みからサービスを受けることができるため安心感があります。

・看護小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護に

訪問看護を組み合わせたサービスです。

医療処置が必要な方の場合は

こちらの利用が必要になることがあります。

住宅環境を調えるサービス

・福祉用具レンタル

車椅子・歩行器・電動ベットなどのレンタルサービス

入浴用の椅子・ポータブルトイレなどの購入をすることができるサービスです。

・住宅改修

段差を無くすためのスロープ設置や

安全に移動するための手すりの設置などを行なうことができます。

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この記事を書いた人

病院勤務時代は消化器外科、循環器科を経験。
現在は訪問看護師として従事。
『介護について調べても情報が少ない』という声を聞き、ブログ運営を始める。

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